家を建てる時に意外と盲点になりがちな、コンセントの配置。
普段当たり前のように使っていることだからこそ、不便になると影響も大きくなります。
そこで、一般家庭におけるコンセントの平均数と、失敗例について紹介します。
□コンセントの平均的な数
基本的に、コンセントは1室につき2個を設置します。
そのため、部屋の数が多いほど、家全体のコンセントの数も増えていきます。
そして、リビングや寝室など、家電製品を多く使う部屋の場合や、部屋の面積が広い場合は、必要に応じてコンセントの数を増やしていきます。
部屋の広さに応じた平均的な数は、6畳未満で3個、8畳未満で4個、10畳未満で5個です。
コンセントの数が足りない場合、1つのコンセントに多くの家電製品が集中する結果、タコ足配線になってしまい、火災の原因となります。
また、数だけではなく、位置も大事になってきます。
特に、部屋全体を掃除機でカバーできるように配置しておくことをオススメします。
トイレ、廊下、玄関、洗面所など、狭い空間にも、コンセントはあった方が良いです。
なぜなら、ほとんどの生活シーンで家電製品が関わってくるためです。
どのような部屋であっても、コンセントを使いたくなる時がありますよね。
その部屋でどのような家電製品を使うことになるのかを、あらかじめシミュレーションしておくと、後悔せずに済みます。
□コンセントでよくある失敗
コンセントが多すぎると、使わないで放置していたコンセントにホコリが溜まって、火災の原因になってしまいます。
そのため、放置することになったコンセントには、コンセント用のプラスチック製キャップを差し込んでおき、ホコリが溜まらないようにすると良いです。
とはいえ、そもそも不要な所にはコンセントを設置しない方が賢いと言えます。
不要なコンセントを設置しないためには、必要だと思える場所にしか設置しないようにすることです。
それに加えて、模様替えをすることも想定しておくと良いです。
模様替えをすると、位置によっては、家具で隠れてしまうなどして、コンセントが使えなくなるからです。
また、必要な位置にコンセントがないケースもよくみられます。
家を建てた後にコンセントを増設する場合、工事が必要なので大変です。
間取りや家具の配置を踏まえて配置を考えると、必要な位置にコンセントを設置でき、増設しないで済みます。
□まとめ
今回は、一般家庭におけるコンセントの平均数と、よくある失敗例について紹介しました。
小さなことですが、コンセントがあるのとないのとでは便利さが大きく違いますし、火災を防ぐ上でも大事になってくるので、よく考えて設置することをオススメします。